本年度3回目のGT道徳を、木祖村村長の唐澤一寛さんを講師に
行いました。
これまでのご自分の人生を振り返られながら、村や子ども達への
思いを語っていただきました。
もともとは測量設計事務所に勤務されており、全国を飛び回って
大きな工事を担当されていたそうです。
その時、木祖村では味噌川ダム建設の話が持ち上がっていました。
とても大きな工事です。当時の村長さんは一緒に工事を担う人材を
求めていました。唐澤さんが設計事務所に勤務していることを知った
村長さんは、唐澤さんに「ダム建設を一緒にやって欲しい」と頭を
下げられたそうです。仕事が順調だった唐澤さんは、とても迷った
そうですが、三顧の礼に応じ、村職員に転職されたそうです。
その後、ダムは見事完成。その水は、現在愛知県の人たちを潤しています。
唐澤さんは、8年前に村長に当選。その後は、山間の小さな村を、
日本一の村にすべく、人を呼び込み、経済を豊かにする施策を実行された
そうです。現在、木曽郡の村の中で、一番人口減少率が低いそうです。
また、唐澤さんの口癖は「子どもは村の宝」です。子ども達を大切にされ、
子育て支援に力を入れてくださっています。
以前、「木祖村の良いところ」を聞いたとき、「村長さんが優しい」
と答える生徒がいました。子ども達からも愛されていた唐澤さん、
この10月で村長を退任されます。
お忙しい中の講演ありがとうございました。
また、8年間お疲れさまでした。