玄関前の「木祖村立木祖中学校」の表札が、歳月を経て字が薄れ、
板も傷んでしまったので外すことになりました。
現在、新しい表札を作っていただいているところです。
裏面には「平成五年度卒業生一同 日野文平書 平成六年三月」と
書かれていました。29年前の卒業生が寄贈してくれたこと、
初代日野薬品工業の社長さんが書いてくださったものであることが
わかりました。
平成5年ごろの日本は、現天皇陛下のご成婚やJリーグの開幕等、
華やかな出来事がある一方、バブルが崩壊し日本経済が大混乱した
時代でもあります。
この30年の間、木祖中学校でもいろいろなことがあったことで
しょう。この表札は、学校の顔としてずっと子ども達を見守り続け
てきてくれました。そう思うと、外してしまうことが申し訳ない
ような気がします。
五年度卒業生の皆さん、日野さん、ありがとうございました。
そして29年間、お疲れさまでした。