木祖村立木祖中学校

  • 木祖村は、長野県の西南端木曽郡の北東部で、木曽川の最上流部に位置し、2,000m級の山岳に囲まれた総面積140.46平方kmの山村です。
  • 北は東筑摩郡朝日村、北西は松本市奈川、東は塩尻市楢川、南は木曽町日義、西は木曽町開田高原および木曽町福島に接しています。
  • 地質は秩父古生層と花崗岩に属し、村の東側に位置する鳥居峠は太平洋にそそぐ木曽川と日本海にそそぐ奈良井川の分水嶺になっています。
  • 木祖村の村花は「リンドウ」、村木は「トチノキ」です。
  • 「リンドウ」は校章 のデザインにもなっており、『厳しい自然にも毅然として立つ姿は木祖中生徒・ 職員の求める姿である』と述べられています。

大工さんに教えていただきながら椅子作り

1年生が、県の「木造建築担い手育成啓発事業」により、

県産材の杉の木を使って椅子作りを行いました。

 パーツ別に加工された板に釘を打って完成させるのですが、生徒には

やや難易度が高いため、木曽建設事務所や木曽建設労働組合の皆さんに、

釘の打ち方等を教えていただきながら作業を進めました。

 最初は恐る恐る作業していた生徒達も、次第にコツをつかみ、

最後は全員立派な椅子を完成させることができました。

 古くから木材の産地であり加工業が盛んな木曽の子ども達にとって

今回のような活動は、地域を知る上でもとても有効だと思います。

 組合長さんにお聞きしたところ、最近の家は工場でパーツを作って

組み立てるだけになってしまい、自分の手で家を建てたり、修理したり

できる大工さんが少なくなってしまったそうです。

 大工さんの世界でもなり手不足の問題は深刻なようです。今日の活動を

通して、1人でも大工さんの仕事に興味をもってくれたらいいなあ

と思いました。