理科の研究授業

16日、2年生の理科「化学変化と質量の変化」の単元で、研究授業が行われました。

前時、生徒達は、うすい塩酸とうすい塩化バリウム水溶液を混ぜると沈殿ができる

実験では、化学変化の前後で質量が変わらないことを確かめました。

本時、炭酸水素ナトリウムとうすい塩酸のを混ぜると気体が発生する実験では、

化学変化の前後の質量に変化があるのかについて考えました。気体が発生するので、

その分質量が減ってしまう。その質量も合わせれば変わらないと考えた生徒達。

そこで、発生した気体を逃がさず質量を量る方法について班毎に考え合いました。

新しい指導要領理科では、科学的に探究する学習の充実を大切にしています。

その中で、2学年の事例として「課題を解決する方法を立案し、その結果を

分析して解釈する」が挙げられています。教師が準備した実験方法でなく、

実験の方法も自分たちで考えることは、結果重視から過程重視という新しい

学力観に沿ったものです。生徒は、いろいろ試したり、他のグループの考えを

参考にしながら考えをめぐらせていました。

指導主事の先生からは、新指導要領に則った研究の方向についてお認めいただき

ながらも、実際の指導について的確なご指摘をいただきました。今後に活かして

いきたいと思います。

このように、今、木祖中では、暗記型の学習から思考型の学習への転換に取り組み

始めています。