1年生が、県の「木造建築担い手育成啓発事業」により、
県産材の杉の木を使って椅子作りを行いました。
パーツ別に加工された板に釘を打って完成させるのですが、生徒には
やや難易度が高いため、木曽建設事務所や木曽建設労働組合の皆さんに、
釘の打ち方等を教えていただきながら作業を進めました。
最初は恐る恐る作業していた生徒達も、次第にコツをつかみ、
最後は全員立派な椅子を完成させることができました。
古くから木材の産地であり加工業が盛んな木曽の子ども達にとって
今回のような活動は、地域を知る上でもとても有効だと思います。
組合長さんにお聞きしたところ、最近の家は工場でパーツを作って
組み立てるだけになってしまい、自分の手で家を建てたり、修理したり
できる大工さんが少なくなってしまったそうです。
大工さんの世界でもなり手不足の問題は深刻なようです。今日の活動を
通して、1人でも大工さんの仕事に興味をもってくれたらいいなあ
と思いました。